二人暮らしでも電力自由化で電気料金は安くなる?


二人暮らしを始める際には契約する電力会社を見直すようにしましょう。
 電力会社の変更はスイッチングシステムがあるのでとても簡単です。
 また電力会社の変更ではスマートメーターへと変更されます。このスマートメーターからは細かく電気使用量などをチェックできるので、家計管理がとても楽になります。


電力会社を変更してお得に電気を利用しましょう
1,電力会社を変更すれば二人暮らしでも電気料金を安くできます。
2,電力会社は自由に選ぶことができます
3,変更手続きはとても簡単です
4,スマートメーターは契約者も利用できます


1,電力会社を変更すれば二人暮らしでも電気料金を安くできます。

 結婚後にまず驚くのが月額の電気料金の高さです。結婚前は二人暮らしだから漠然と電気料金も2倍になると考えがちですが、残念ながら世帯人数が増えると月額の支払額はおおよそ2倍になります。たとえば一人暮らしの時に支払っていた金額が4000円前後であった方は、一気に7000円から8000円程度にまで跳ね上がります。これは電気料金は電力量料金単価で変化するシステムとなっているからです。
 一般的な家庭で使用されるプランは「 従量電灯」が標準となっています。このプランの特徴は電気使用量が少ない場合は電力量料金単価も安い点です。しかし言い換えると使用量が増えると単価が上昇して高くなるともいえます。 具体的な計算式は基本料金+電力使用量×電力量単価料金となっています。
 そのため二人暮らしとなってからも独身時代と同じような感覚で電気を使用していると基本料金が同じでも毎月の支払額が想像よりも高くなってしまうのです。


2,電力会社は自由に選ぶことができます

  毎月の電気料金は二人暮らしでもお得になる可能性があります。これは電力自由化の恩恵によるものです。これまでは住んでいる地域により利用できる電力会社に制約がありました。しかし電力自由化以降は地域を超えて電力会社を選べるようになっています。そのため契約先を見直せば二人暮らしでも料金を節約できる可能性があります。電力自由化では電力事業へと参入した企業が大幅に増加しました。
 このように 新たに参入した企業は 新電力(PPS)と呼ばれています。 この新電力(PPS)企業は既存の電力会社とは異なるサービスを提供しています。従来までの電力会社は発電・送電・供給の3つを同時に行っていますが、新電力(PPS)企業の多くは発電や送電は既存の電力会社のシステムを利用し、自らは電気供給のみに特化したサービスをおこなっています。そのため事業コストを削減することができるので既存の電力会社より、お得な電気契約を提案しているところが多くなっています。


3,変更手続きはとても簡単です

 電力会社の変更には不安が付きまといます。これまで変更手続きを経験したことがない方であれば、初めてでもスムーズな手続きが行えるのか不安に感じるのは当然のことです。しかし電力自由化には スイッチングシステムが採用されているので安心です。
  スイッチングシステムは電力会社間における電気契約情報の共有システムです。
 本来、電力会社の変更に際しては利用していた電力会社との契約を解除するなどの手続きが必要となりますが、この スイッチングシステムのおかげで一般利用者は新たな電力会社と手続きするだけで、 解約手続きを行わずに電力会社を変更できます。
 また電力会社の変更のタイミングはすべてこのスイッチングシステムでコントロールされるので、 契約に際して停電や二重契約などは発生しません。電力会社変更にためらいを感じる原因が契約変更時のトラブルにある方は、安心して電力会社を変更しましょう。


4,スマートメーターは契約者も利用できます

 電力自由化では スマートメーターへの変更が行われます。この スマートメーターは月々の電気使用量を遠隔操作によって確認することができるもので30分毎など細かく電気使用量まで計測することができます。
 このスマートメーターへの変更は原則として電力会社が行うことになっています。そのため電力会社を変更する際に個人が料金を負担する必要はありません。
 変更工事は電力会社の変更手続きから2週間後を目安として行われます。場合によってはその際に停電することもありますが、時間は15分程度となっているほか日中に作業が行われるので生活に支障が出ることはありません。
 またスマートメーターの情報は個人でも確認することが可能です。新たに契約する電力会社のホームページなどから手続きを行えば、電気契約に関する情報や月々の電気使用量などをワンストップで確認することができます。